「つなぐ」を考える。
熱人7号「近江正隆さん」
「生産者と消費者のつなぎびと」 として先日
北海道放送の「今日ドキ!」で紹介されました。
みんなのおかげで出版できた本でもひとつの
キーワードになっている「つなぐ」という役を
今日はちょっと考えてみたい。
つなぐということは、必ず、つなぐべく相手がいる。
私の場合はそれが「生産者と消費者」だったり、
「都市と農山漁村」だったりするわけだ。
つまり、主体となるのは、「つなぎ役」ではなく
この場合、「生産者」と「消費者」だ。
つながったことでなにか変化や実績、成果や手応え
また言い方を変えれば収益があがるのは、「生産者」
であり、「消費者」となる。またそうならないので
あれば、つないだということには、実はなっていない。。。
つまり、純粋に「つなぎ役」に徹すると実績や成果
は相手のものとなり、正直、なにをやっているか?
回りにも伝わりづらい。
これって、なかなか、民間ベースの企業とかだと
やりづらい立ち位置だ。。。
だって、成果があって、収益につながらなければ
企業は存続できないわけだから。。。
だから、純粋につなぐだけではなく、多少の成果を
自分たちにも確保しつつ、いかなければならない。
でもこれって、本来の「つなぎ役」とは言えない気が
する。
で思ったこと。
「つなぎ役」がきちんと機能すれば、自分でなく
回りに成果を与えていく。
これって、めちゃくちゃ、公益性大!
これって、本来、公務。
つまり、公の立場の仕事なのかも。
給料は補償され、収益をあげなくても、
みんなのためになることができるのは、
きっと公務員だけ。。。
ここからは空想の世界。
先ほど書いた言葉
『正直、なにをやっているか?回りにも伝わりづらい。』
ということは、やってもやらなくても、分からない。。。
とも言える。だったら、メンドクサイことは、しない。
だって、分からないのだから。
成果として認められないのだから。。。
だから。。。。
<そこできっと、現代の価値観。>
きちんと公務員も評価するように、数値目標をたてる。
費用対効果を考える。つまり、これって、民間思想。。。
巡り巡って、公務員も評価を築くために、成果があがること、
実績がでることしか、できなくなってしまったように
思える。
でも、いま、この活動をしていて、感じること。
それは、「つなぎ役」の大切さ。
すべてが縦割れの中で、つなぐことの必要性。
ただ、そこに徹すると実績にならないことで
いまのみんなが持っている価値観と相反してしまう
もどかしさ。。。
いずれにしても、純粋な「つなぎ役」を多くの人
ができる社会になることが大切だと思う。
これこそ、「新たな公」なのかもしれない。。